13 12月

〈個〉の告白を〈個〉が傾聴するカイロスの《時》

昨今、周囲から何かを伝えられるたびに、精神界の将来のことで、心おどらない〈個〉の私が存在する。勿論、将来のことを考えていない訳ではない。何故か、前とは違う〈個〉の観えない直感的感性が〈個〉の存在全体を包む。
…待つのだ…待つのだ…焦ることはなくカイロスの《時》を待つのだと迫りくる。何よりも、新たなる《愛の衣》が添えられていることを信じて、心静かに待つのだと、ひたすら〈個〉に迫りくる。
我々は、カイロスの《時》を外して、クロノスの〈時〉を先行させてはならず、まして、人智を先行させてはならない。故に、「メタ・ノイア=悔い改め」のメッセージとしての一部の意味である「的を外す」とは、どういうことなのかを深く哲学する〈個〉の私。